「第4次マッサージ診療報酬適正化署名」活動へのご協力について(依頼)

時下、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。また、日頃より、本連盟の活動に対しましてご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、本連盟では、卒業生の進路先の一つである病院・診療所におけるマッサージ療法の診療報酬(保険点数)の適正化を求めて、関係各位のご協力のもと、平成24年より3次に渡り国会請願署名に取り組んで参りました。

マッサージの診療報酬は1983年から30年以上35点(350円)と非常に低い状態のまま据え置かれており、この間に病院及び診療所に勤務するマッサージ師の数は3分の1近くにまで激減しています。こうした状況から、マッサージの診療報酬の適正化が視覚障害のあるマッサージ師の医療機関への就労支援にも繋がるものと考えております。今回の第4次署名では、これまでの引き上げに加えて療養費制度におけるマッサージ施術と同様の部位別加算を取り入れていただくことも請願事項に含めて活動していくことにしております。つきましては、下記の予定で「第4次マッサージ診療報酬適正化署名」活動に取り組みたいと存じますので、状況をご理解いただき、署名活動にご協力くださいますようお願い申し上げます。

1.活動の経緯と目的

診療報酬は医療機関におけるいわゆる人件費等に相当するものですが、マッサージ療法の診療報酬(整形外科的処置の中の「消炎鎮痛等処置」料)は、何ヶ所施術しても35点(350円)、器具等による療法を併用しても35点と非常に低く、しかも1983年から30年以上も据え置かれた状態が続いています。加えて、200床以上の病院では、外来診療料に包括されているので算定されないという状況にあります。この影響により、ピーク時の1990年代には約1万2千人(病院:約7,000人、診療所:約5,500人)いた病院マッサージ師の数は、直近では約4千数百人(病院:約1,600人、診療所:3,000人弱)にまで激減しています。(平成26年医療施設調査結果より)こうした状況から、盲学校卒業生を含む病院・診療所に勤務するマッサージ師の就労を維持・促進していくためには、診療報酬の適正化が不可欠と考えます。昨年実施した第3次マッサージ診療報酬適正化を求める署名活動では、5月の通常国会において請願を行い、13,231筆の署名を提出させていただきました。結果は審査未了となりましたが、医療費削減の流れの中で、マッサージの診療報酬が引き下げられなかったのは、長年にわたる地道な署名活動の成果であり、今後も活動の継続が必要と考えております。

2.期間

平成29年2月から5月中旬

3.方法

署名用紙は以下のリンクから最新版をダウンロードし印刷してご活用ください。

【注意事項】

・お手元にある以前の署名用紙に記載された署名は無効となりますので、必ず最新の「第4次署名用紙」をご利用ください。

・同一の住所にお住まいの場合でも、お一人お一人住所を省略せずにお書きください。

・点字署名用紙は3枚で1セットです。点訳データを印刷の上、ホチキス留めし、切り離さずにお使いください。点字署名の場合には3枚1セットで1名分の署名となります。

4.提出・集約期間

第1期集約:3月31日(金)

第2期集約:4月28日(金) p> 最終集約 :5月19日(金)

5.送付先

日本理療科教員連盟事務所

〒169-0075

東京都新宿区高田馬場1−9−23 東京都盲人福祉協会内

6.問い合わせ先

筑波大学附属視覚特別支援学校内 日本理療科教員連盟事務局

TEL 03-3943-5424


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